神輿の担ぎ方の種類やルールについて
神輿の担ぎ方に関しては、その場所その場所によっていろいろな方法があるようです。僕の経験をもとにご紹介したいと思います。これを知っているだけでも、神輿に行ったときにどういう担ぎ方かわかっているだけでもすごくやりやすくなりますよ!!
それぞれの神輿にはその地域の地元ルールみたいなものもあるので、事前に知っている人がいたら確認しましょう!!
いままでの経験でいくと「トコロテン」というルールが多いです。これは食べるトコロテンのイメージなんですが、後ろから押し出していくってかんじです。なぜかと言うと横入りを防止できるからです。そして押し出された方は誰に押し出されたかわからないのでどうしようもないんですね。
なので、神輿の一番前(花棒は特に)を見ていると棒から出ないように頑張っている人がいると思います。押し出されないように頑張って担いでいるんですね。でも、後ろのほうから押していくと耐え切れなくなるので、出てしまったら次の人と交代っていう感じです。ただ、一番後ろから一番前まで担いでいくのは相当体力がいるので、担ぎ始めの時に真ん中らへんにいると担ぎやすいです。
そしてある程度のタイミングを見計らってちょっとずつ後ろから圧力をかけていって、押し出しちゃいます。これもできるようになると楽しくなってきます。でも、あんまり早く押し出しまくるのは禁物です。自分が花棒までいった瞬間に押し出されたらヘコみますよね。なのである程度の時間は担がせてあげましょう!みんなで仲良く花棒を担ぎましょう!
時に、商店街などで自分のお店の前を渡御するときには、そのお店の関連者に花棒を担がせてあげるっていうのもあります。その時は渡御の役員から「入れてあげて」って言われると思うのでその時は気持ちよく入れてあげましょう!
神輿の担ぎ方の種類について
江戸前神輿
ワッショイワッショイって感じのみんながイメージする「いわゆる神輿」ってやつです。
どっこい神輿(箪笥みこし)
掛け声が「どっこいどっこい」っていう感じで渡御していく神輿です。また、掛け声だけでなく歌も入ってきます!!それに合わせて「どっこいどっこい」って掛け声を合わせていきます。別名「箪笥(たんす)みこし」とも言います。神輿に箪笥の取っ手みたいのがついているからだそうです。
以前行った、遊行寺の年越し神輿がどっこい神輿だったので、動画を撮って来ました。これは女の人が歌を歌っているバージョンです。
2012年12月31日から2013年1月1日の年越しで、夜中に担いでいたので暗い中で撮影したためちょっと見にくいのですが、どんな感じかはわかるかと思います。遊行寺の年越し神輿は、僕の観光情報サイト「Kanko Ittemi~観光いってみ~」に投稿したのでよかったら見てやってください。
2013年2月11日の明治神宮の神輿でもありました。動画の前半1分で担いでいるのもどっこい神輿です。
城南神輿
前を向かずに、向かい合って神輿を担ぐ感じです。2013年2月11日の明治神宮の神輿で見かけたのでその時の動画です。
この担ぎ方はやったことがないのですが、うまくやらないと肩にバコバコと棒があたってかなり痛いようです。いずれ挑戦してみたいと思います。2014年6月に春日神社の神輿で挑戦出来ました!
1年が経って、2014年の明治神宮の神輿を見ていたら、城南神輿にも担ぎ方が2つあることがわかりました。城南担ぎの中には種類があって、「ちょいちょい担ぎ」と「ヨコタ担ぎ」っていうのがあり、その2つを見ることが出来ました。
ちょいちょい担ぎ
ちょいちょい担ぎだと神輿に太鼓がついていて、小舟が揺れる小さな波のように揺れています。2013年に見たものですね。
また、春日神社の城南神輿でちょいちょい担ぎやって来ました!
ヨコタ担ぎ
ヨコタ担ぎだとちょいちょいとは違い、大波に揺れているような感じです。両サイドの担ぎ手が棒にくっついたまま空中に飛んでいる状態です!ただ、ずっと担ぐのではなくて「よいと」で移動してある程度進んだら神輿を練る感じです!これをやると神輿だこが出来るっていうのがよくわかります。
僕がやってみたいのはこっちなんですが、まだチャンスが来ないですね。(もし良かったらお手伝いに行きたいので誘って下さい!)
行徳揉み
神輿の担ぎ方というよりは、神輿の揉み方なのですが「行徳揉み」には「地すり」「差し」「放り受け」という独特の動きをします。
行徳の神輿には行ったことがないのですが、増上寺で行われている「熊野神社みこし講 神輿渡御」でたまに見ることが出来ますが、「放り受け」は慣れていないと(慣れたか継ぎ手がいっぱいいないと)きれいに神輿を放る(飛ばす)事はできなさそうです。
それぞれ見れるようにしてありますが、一通りの流れで見るとわかりやすいです。
ちなみに、「地すり」は地の神様へ、「差し」は天の神様へ五穀豊穣を感謝し、「放り受け」は神様を喜ばせるという意味があるそうです。