僕がよくお世話になっている富ヶ谷商店街の「神園会」で、2013年の神輿の際に神輿を組む時から手伝いをしたこともあり、組み方(飾り紐の結び方)を教えてもらえたので、それを中心にご紹介したいと思います。
神輿の組み方は、そこの場所や睦会(むつみかい)によって違うことがあるようなので、参考までに使ってください。
神園会の神輿をしまっておく箱のなかに、神輿のカタログがあって、神輿の部位の名前や飾り紐の結び方のイラストがあったので、まずこちらをご覧くださいな。
イラストである程度分かるかと思うのですが、神園会の先輩が結んでいるところも動画にしたので以下で確認してみてください。
子供神輿の飾り紐の結び方
まずは小さいサイズの子供神輿から教えてもらいました。一番上の鳳凰の部分から結んでいくのですが、正面から見た時に飾り紐が「入」っていう形になるように、一度ねじりを入れるとのことです。残念ながら飾り紐が伸びきっちゃっているんですが、結び方は見れると思います。
ちなみにこの動画だと、鳳凰の部分の飾り紐が違ったためにやり直しをしているところなんですが、おかげで勉強になりました(笑)
大人みこしの飾り紐の結び方
次は全然サイズがおっきい大人神輿です。やり方がダイナミックになるんですが、基本的には同じ感じです。ただ、子供神輿とは違うので途中途中でしっかり締めあげていかないと、渡御中にゆるくなってきてしまう残念な神輿が組み上がってしまうので注意が必要です。
台棒に結ぶときはガッツリガッツリ縛り上げておくところが重要とのことでした。
また、飾り紐は2本の紐を使うのですが、ちゃんと長さを揃えてから結び始めないと、最後にずれてしまうので気をつけてください。こちらも子供神輿と同様に正面から見た時に鳳凰の部分が「入」って形になってバッテンになるそうです。
何度かやってみると早く覚えられそうです!!
トンボや脇棒の結び方
メインの花棒と他の棒を結ぶときの方法です。こちらもしっかり締めあげていきます。ここも緩んでしまうとみっともないです。麻ひもを使って結んでいるのは、最後に水をかけて乾いて行く時に縮まって締め上げるためだそうです。なので、ビニール紐じゃなく麻ひもを使うとのことです。
なので最後に水をかけて、木槌で結び目を叩いてほどけないようにします。結んでいるんじゃなくて、入れ込んで固めちゃうってイメージです。
結んでいく時は、1本の麻ひもを2つ折りにして輪っかの部分に反対側を通して、内・外・内・外って揃えて結んでいくと綺麗にしっかり締めあげることが可能です。また、木槌でテコの原理を使って締め上げます。最後、結び上げる時にうまく長さ調整するところも見せ所です(笑)
花棒の晒(さらし)の巻き方
神園会の神輿では、最後に花棒の部分に晒を巻いて完成です。晒も麻紐と同じように最後に水をかけて木槌でたたきます。昔の人の知恵ってすごいですよねぇ〜。