神輿の服装(衣装)について
神輿の服装って、どんな感じか最初はわからないですよね。なので、基本的なものをご紹介したいと思います。僕も最初は教えてもらって準備をしたので、初めての時に参考にしてください!
(どのようなものなのか分かりやすいと思うので、amazonのリンクを貼ってあります。今、Amazonってなんでもあるんですね。。すごいわ。。。)
参考までに写真を載せてみたのですが、この写真は遊行寺の年越し神輿にいった時の服装(衣装)です。
12月31日の夜23時から担ぎ始める神輿なのでかなり寒いため、ダボシャツの下にはヒートテックを着込んでますww
僕は柄のついたダボシャツに白のパッチ(股引)です。一番左の滝沢さんは白のダボシャツに白のパッチ。あみは、何も持っていないのでジャージです。でも、3人ともおなじ半纏(はんてん)を着ています。
神輿担ぎの服装(衣装)に、最低限必要なアイテム3つ
ぱっと見るとこんな感じなんですが、神輿を担ごうとする時にだいたいどこの場所でも、最低限必要なものとしては3つ(それぞれのリンクはページの下に移動します)になります。
これら3つがあれば、半纏(はんてん)は貸してもらえるのがほとんどなので問題はないかと思います。
それ以外のアイテムについても1つずつ説明していこうと思います!!
ダボシャツまたは鯉口(こいくち)シャツ
半纏の下に着ているシャツです。
お祭り関係のお店に行くと、すっごくたくさんのデザインがあります。(飲み屋さんで店員さんが来ているところもありますよね)
基本的なものとしては白を持っていればどこに行っても問題ありません。時折、白じゃなきゃダメな担ぎ場所の場合もあるのですが、好きなデザインのものを購入しましょう!
白鯉口
紺無地鯉口
江戸一というブランドが種類も豊富で、浅草のお店でも取扱使いが多いです!
パッチ(股引(ももひき))
下半身に履くものです。股引(ももひき)のようなものですね。ズボンのようなに普通に履くものもあるのですが、結んで履くものもあります。
また丈が短いもの(半ズボン:半股引)と長いもの(長ズボン:股引)があります。
パッチは長いものと短いものを1つずつ持っていると、天候や気温・場所によって使い分けできるので便利ですよ。
半股引(ハンダコ)
夏の暑いときに重宝します。三社祭の場所によっては、ふんどし又は半股引(ハンダコ)じゃないとダメな町会もあります。
ちなみに長いものを「長ダコ」と短いもの「半ダコ」といったりするのですが、『東京弁辞典』によると〈たこ〉は「ももひき」をいう隠語だそうです。
股引
僕が持っているのは長いパッチで中フトっていう太さです。(足太いんで・・・)
長さも違いますが、太さにも違いがあり、ダボダボで履くものとぴっちり履くものがあります。履き方に関して、動画で紹介しますね!
まずはぴっちり履く方です。僕はこっちを愛用しています。
最初履き方がわからなかったので、参考までに僕が履いている動画です(笑)
またダボの方も一応。。探してみるとウエストがゴムのものがあるんですね。これはこれで便利かも。
足袋(たび)
普通に和装として使っているものとは違い、祭り用の足袋(たび)があります。
というのも、神輿を担いで地面の上を歩くので、底が厚くなっていたり、かかとなどにエアーが入っている足袋もあります。
価格の幅もあるので、使いやすいものがいいのですが、神輿の上級者はエアーの入っている足袋を使っている人が多い感じです。なにせ、足の疲れが違うので。。
また、足袋を履く理由としては、神輿を担いでいるときは人の足を踏んだり、踏まれたりすることがすごくあります。その時に草履や雪駄を履いていると、脱げてしまうことがあったりすごく痛かったりします。
そんな時に足袋を履いていると脱げることはまず無いし、踏まれても直接皮膚を踏まれないのでそこまで痛くありません。自分だけじゃなく周りの人の安全のためにも、足袋は準備しておくことをおすすめします。
足袋の長さとハゼ(コハゼ)について
足袋には長さの違いがあるのですが、ハゼ(または「コハゼ」:金属の留め金)の枚数で長さが変わります。ハゼは足袋を履いた後に、足袋が脱げないように止める部分にある金具です。
写真のものは(汚れてるんですが)6枚ハゼの足袋です。
くるぶしの上ぐらいで止めることが出来ます。あまりに短いものはないと思うのですが、6,7枚のものがおすすめかと思います。踏まれても脱げることはないし安心です。
足袋の購入について
Amazonだとこんな感じで販売しています。価格はお店で買うのとそんなに変わらないかもです。
2016年7月末に、ついにエアージョグを買っちゃいました!!お高いと思っていたのですが、お高いだけあっておすすめです。
実際に買ったレビューをしたので良かったらご確認ください。
見えないエアーの入っている「エアーたびフィット」だと、若干安くなりますね。
ちなみに「コハゼ」っていうのが留め具になっている部分で、枚数が多いほど足首からふくらはぎを包む部分が長くなります。
その他の神輿の服装グッズ
ここまでの最低限必要な3つの服装グッズ
を紹介しましたがほかにも、自分のものを持っていると違いを出せるアイテムが色々あります。(あまりないのですが、物によっては参加する神輿によって使えないこともあるので、よく確認してください)
半纏(はんてん)
おそらく半纏(はんてん)というよりも、法被(はっぴ)と言われたほうがイメージはしやすいかと思います。まぁ〜パッと見は同じ感じなんですが、呼び方が違うだけあって所以も違います。詳しくはブログの中で説明しようと思います。
でも「法被(はっぴ)」と言っていると神輿担ぎを知らない感が出るので、「半纏(はんてん)」と言ったほうが神輿を知っている感が出ます(笑)
基本的に、半纏は自分で買うことはほぼ無いと思います。なぜなら、半纏は各町会や神輿会が所有していて貸し出していたりします。いわゆるユニフォームですね!
初めて神輿に行くときは、知り合い等に借りる形が多いので持っていなくても大丈夫です。場所にもよるのですが、半纏と一緒に帯を貸してくれるところもあります。
ちなみに半纏を買おう(神輿会に参加したり、作ったり)とすると、結構高いそうです。
藍染めとプリントがあるそうなんですが、藍染めだと2,3万してしまい、プリントでも1,2万するそうです。(デザインや素材によるんですが。。)
帯
半纏をとめておく為の帯です。色々なデザインがあるのですが、場所や地域によって半纏と一緒に貸してくれるところもあるのですが、貸していただけるところは意外と少ないので、1本は自分で持っていたほうが安心なアイテムです。
角帯(かくおび)
結び方も色々あるので、教えてもらってたくさん覚えることができるといいですね!!
一番右の帯はリバーシブルで使うことができるデザインになっていて、半纏のデザインが何であれ、だいたいこれ一本で何とかなっています。
リバーシブルになっているのは、神輿用品としては結構定番のようです。
まぁ〜デザインに関しては好みがあると思うので、好きなもので構いません。帯の代わりに晒(さらし)を使う方法もありですよ!!
参考までに、神輿友達のあずちゃんがやっていた結び方です。
またタッキーがやっているちょっと幅が広めの帯の結び方です。
白帯(amazon)
巻き帯(もめんちぢみ)
角帯とは違い、とっても幅が広くて柔らかい帯です。
縮んでいる状態だと、帯の幅は17cmぐらいですが、
横に引っ張ると30cmぐらいにまで広がる帯です。
角帯よりも巻くのが簡単で、伸び縮みするのでしっかりと腰回りをホールドしてくれる感じがあります。
またしっかり密着するので、御輿を担いでいる最中に、半纏がずれ上がって帯から抜けてしまうことがほぼなくなります。
手ぬぐい
汗をかいたときに拭くことにも使えますが、頭に巻いていることが多いですかね。
また参加する神輿によっては、半纏と一緒にその年のカラーの手ぬぐいも一緒に配られて、参加証じゃありませんが場所によっては必須のところもあります。
一番下にあるのが恵比寿氷川神社の手ぬぐいで、毎年色が変わるのでコレクションするのも楽しいです(笑)
腹掛(どんぶり)
腹掛(はらかけ)ですね。いわゆる前掛けになるもので、金太郎がお腹にしているやつのイメージです。どんぶりとも呼ばれています。
小物も入れることができるので、持っていればかなり使えます。
脚絆(きゃはん)
ふくらはぎに付けるすね当てのようなものです。ふくらはぎを締め付けてうっ血を防いで、脚の疲れを軽減するなどの効果があるようです。
神輿をずっと担いでいると、ふくらはぎがつったり、つりそうになったりすることがあるのですが、それを防げるそうです。
城南神輿の多い品川や羽田の方でよく使われる神輿用品。
血止め紐(真田紐)
血止め紐は、膝の下(ふくらはぎの上ぐらい)にあるツボに巻くヒモです。
脚絆の簡易版のような感じですが、脚絆と併用している人も見かけたことがあります。
この紐を巻く所には、足三里(あしさんり)という足のツボがあり、「健脚(足を元気にする)」作用や「胃腸の調節」効果があるともいわれているそうです。
松尾芭蕉が長旅で脚が疲れないようにお灸をしていたことが、詠われていることが有名だそうです(笑)
もともとは、江戸時代の飛脚や籠かきが履いていた「草鞋(わらじ)」のヒモの余った部分を、脚にきつく巻きつけたのが始まりと言われていて、長距離の走りや歩きでも足三里(あしさんり)のツボを刺激して、足の疲れやむくみ、膝の痛みを取ったり、和らげたりする効果があるといわれているみたいです。
ただ実際に長い時間神輿担ぎをしていると、ふくらはぎがツリそうになることがあるのですが、血止め紐を巻いていると楽になるというか、サポーターのようにしっかりと支えてくれる感じがしましたw
使う前はナメている感じでしたが、思った以上に効果がある感じがしました(笑)
検索するときは「血止め紐」よりも「真田紐」のほうが、たくさん見つけることが出来ます。
ふんどし
普通にふんどしです。パッチとは違い気合の入っている男性がしていることが多いです。場所によっては、ふんどし禁止のところがあるようです。ちなみに僕はおしりの毛が・・・気になるので、パッチを使っています。
写真を出していたのですが、Google先生に「この写真はダメっ」って言われちゃったので自粛です。。
このように「褌(ふんどし)」としても販売もしていますが、昔、深川の水かけ祭りに行ったときは、晒(さらし)を使って「ふんどし」にしました。
神輿衣装を買う場所
神輿を担ぐ時の衣装にどんなものが必要になるかは、ここまで見てもらったらわかると思うのですが、どこで買うのか?っていうのも最初はわからないと思います。
浅草などの専門店で神輿の衣装を買おうとすると結構いい値段になりますが、ワーク系のショップや東急ハンズでも購入できるアイテムもあります!